第2章 プロローグ

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俺の旅の始まりは、夢からだった。夢を見て、異変が始まって…そこから――――俺は運命の道を選んだんだ。 だから、この夢も…運命の始まりの合図だったのだろうか―――――― ―――――――― 目をあけると、そこは2つの世界で別れていた。 明るい光の世界と、暗い闇の世界。俺はそのちょうど真ん中にいる。 勿論俺は、光の世界へ足を踏み入れようとするが…闇の世界から、五つの光が現れる。 その光は一気に俺の所に来て、俺を囲むようにまわりだす。妖精かのように、小さい五つの光。 触ろうとしても、軽々に避けられてしまう。 しばらくすると、闇と光の世界の間から、大きい光が1つ俺に向かってきた。 優しい…優しい光だった。 その光は俺に近付くと、人のように光から手を伸ばしてくる。…それが人なのか分からない。 だけど俺は導かれるように、その手に俺の手を伸ばす。伸ばして、それに触れる瞬間に―――――― ―――――目を覚ます。
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