第一章 『結末』

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 空が薄い青色。 穏やかに見えて そのくせちぎれたような灰色の雲がどんどん流れていく。 行った事はないけど、 まるで月にいるような、先には何も無いのか若しくは見えない。 地面は土だけのこの場所に一人少女は立っている。 左手にはライフル。 右手には水の入ったペットボトル。 少女はペットボトルの水を空を見上げて一気に飲み干す。 右目に見える水越しの景色。 全てが夢の中のような、 全てが綺麗な物事に思えてくる。  左目に見える現実。 花も木も枯れたのか それとも初めから無かったのか・・・・。 全てが不透明だけれども、 これからこの少女を中心として 話を進める事により明らかになってゆく。 そして、ここからこの物語は始まる。image=263136002.jpg
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