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空が薄い青色。
穏やかに見えて
そのくせちぎれたような灰色の雲がどんどん流れていく。
行った事はないけど、
まるで月にいるような、先には何も無いのか若しくは見えない。
地面は土だけのこの場所に一人少女は立っている。
左手にはライフル。
右手には水の入ったペットボトル。
少女はペットボトルの水を空を見上げて一気に飲み干す。
右目に見える水越しの景色。
全てが夢の中のような、
全てが綺麗な物事に思えてくる。
左目に見える現実。
花も木も枯れたのか
それとも初めから無かったのか・・・・。
全てが不透明だけれども、
これからこの少女を中心として
話を進める事により明らかになってゆく。
そして、ここからこの物語は始まる。
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