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夏休み
起立、礼。
『さようならー』
クラス全員が挨拶を交わす。
「ケガしないようにして勉強もするんだぞぉ!」
先生がそう言って教室からでていった。
ガヤガヤと騒がしい廊下でオレは水樹を見つけた。
「みーずきっ!」
「おわっ!びっくりした!」
そう言って笑顔になる。
「春人、帰ろっか!」
オレらはまぁ付き合っていて、あと少しで1年になる。
帰り道でふと
「あと少しだねっ!」
と水樹が言ってきた。
「ん?なにが?」
と思わず答えてしまった。
はっ?ヒドッと言い水樹はスタスタと歩いて行った。
学校からオレのうちは近い。
だからまぁ自然とオレのうちに来るわけで...
「ねぇ?なに怒ってるのさぁ?」
沈黙を破る質問
「だって明日だよ!!」
「付き合って1年?」
「うん」と言って可愛く怒っている
そんな水樹にたまらずキスをした。
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