振り返れば…

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ワタシもこれからはテルくんから離れる事は考えたくない。 二度と同じこと、同じ思いは繰り返したくない。 ワタシはテルくんと おじいちゃん、おばあちゃんになっても繋いだこの手を離したくない。 「…ねぇ、テルくん。」 テルくんはワタシの呼びかけに顔をこっちに向けて、わずかに眉を上に動かして“何?”という表情をする。 この先もずっと一緒に居たいから…。 テルくんに信用されたいから…。 ワタシは半端な気持ちじゃないってこと伝えたいから…。 本気でテルくんの事 想ってるから。 だから 「…ワタシの話聞いてくれるかな…?」 「……いぃよ。」
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