…FileⅠ翼…

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次の日僕が目覚めた時偽物はいなくなっていた しかし現実であることは間違いない窓を覆う無数の手形、そしてべったりとついたあいつの血ヘド 僕は親に頼み学校を休んで病院に連れていってもらった なぜ親は昨日起きなかったのだろう?…… それはすぐにわかることとなる 今日に限って夏美は迎えに来なかった 家に帰る途中母親が運転する車は急に止まる 母「翼、昨日は楽しかった?」 たわいもない話しかしなにかが違っていた 母「昨日はセールスマンが来たそうね。」 なんでそれを知っている!? あの時母はいなかった そして僕はそのことは誰にも話していない 母「私もこの前契約しちゃったのよ。」 なんだって!? 母「あの女の泣き叫ぶ声あんたにも聞かせてやればよかった。」 次の瞬間母は白目をむき首を360°回転させてケタケタと笑いながら僕の首を絞める 母「お前もあいつのように360°首を回してやるよ!!」 翼「放せ!!」 僕はとっさにドアを開けどうにか逃走をはかる しかしそれは完全に間違いであることを知る
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