…FileⅠ翼…

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僕はどうにか車を降りることができた しかし背後でかなり大きなエンジン音がする まさか!? 僕はそう思い背後を見る そこには母の車 明らかにそれは僕を轢き殺そうとしていた 僕は必死に逃げる だが車に人が勝てるわけはない しかし僕は頭をフル回転させ車が入れそうもない路地裏を通る すると車は路地裏に無理矢理入り込もうとする 翼「狂ってる!?」 明らかにもう僕は家に帰れないことを自覚した 翼「行くとして安全な場所…学校なら。」 僕は路地裏から最短距離で学校へ向かう 後ろの車は完全に路地裏に引っ掛かっている 周りには野次馬もいたのでこれ以上は追って来ないだろう 僕は急いで学校へ向かう 学校では私服姿で汗だくの翼を見て皆驚いている ちょうど休み時間だったため修二が心配して見に来る 修二「どうしたんだ?汗だくだぞ、まぁいい。ちょっとこっちこいよ。なんか今日は学校がおかしいんだ。」 僕は言われるまま休み時間なのに人気のないトイレにきた 修二「お前もおかしいけど今日の学校はかなりおかしい。半分以上生徒が来てないんだ。夏美も今日は来てないらしい。あいつ無遅刻無欠席が取り柄なのに…それに皆インフルエンザとかでもないらしいんだ。」 夏美…
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