―現実―

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僕の名前は翼 とある高校に通う普通の高校三年生 普通に恋だってする 僕は幼なじみの夏美のことが好きだった 相手の気持ちはわからないけれど今は別にこのままの関係でもいいと思う 夏美「翼、学校行くよー。」 玄関先から彼女の声がする いつも彼女は僕を迎えに来てくれてかなり助かっているし感謝もしている 翼「わかった。ちょっと待って、今準備する。」 僕達は学校へ行く 夏美「そろそろ体育祭だね。翼大丈夫なの?」 通い慣れた通学路を通る二人 夏美は僕があまり運動に自信がないのを知ってて僕に小悪魔っぽい笑顔を見せながら聞く 翼「僕の運動能力知ってるだろ?なんでそんなこと言うんだよ!」 僕は少し怒ったように言う しかし内心は全然怒っていない 夏美への僕なりの仕返し こうすると必ず夏美は困ったように慌ててこう言う 夏美「ゴメンゴメン、そんなに怒らないでよ。冗談だよ~。任せて!私が翼の分挽回してあげるから!!」 夏美は運動神経抜群で成績優秀 そんな夏美を僕は心から尊敬していた 翼「任せた。」 僕は笑いながら言い夏美は僕が自分をからかっていたことに気付き今度は夏美が怒る番 お互いにこうやってからかいあい、助け合い、分かりあっているのは二人だけ 二人は互いに特別な意識を幼なじみに持っていた
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