744人が本棚に入れています
本棚に追加
ｻｸﾗ「………………ん…」
眩しい光を感じてゆっくりと瞼を持ち上げると
あたしは二階の薔薇がたくさん飾り付けられたベッドの上にいた。
隣を見ても名取くんがいない…
…………て、いうか…
あたし……
昨日どうしたんだっけ？
ご飯が終わってから名取くんと一緒に花火して
線香花火の賭けに負けて、リビングのソファーに連れて行かれて…………
ガバッ！
勢い良く体を起こして布団を持ち上げると
昨日、夕飯作りに失敗して着替えた服を着ていた。
ｻｸﾗ「……………あれ？……あたし……名取くんに…抱かれ……たの…？」
………………え？
あれ？
名取くんがすごく幸せになれるようなこと言ってくれて、キスしてくれたのは覚えてるのに………
肝心の、その後が全然思い出せないんだけど！！
えぇっ！？
あたし記憶もなく初めてを捧げちゃったの！？
嘘！？
最初のコメントを投稿しよう！