美術室の隅っこで。

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私は、この油絵をちゃんと確認しようと、急いで部屋から出た。袖口にホコリがついていても気にしなかった。 ――私は明るい美術室で油絵を確認した。 すると一瞬、私は言葉を失う。鳥肌がぶぁっと立った。 ――目を疑う程、それは美しかった。 ……美しく綺麗な外人の女の人の絵。 「めちゃめちゃ綺麗や……」 金髪に描かれた彼女の髪は、今にも飛び出てきそうで、青い目は潤うかのように輝いていた。 私は、あまりにもその輝く絵に惚れ込んでしまった。
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