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まぁいいか、と思いながら一人で夕食を食べる。
一人暮らしにも慣れてきたが、やっぱりこういうとき“誰か居たらいいなぁ”とか思うものだ。
風呂に入って、今日あったことを思い出したり、好きな歌を口ずさんだりしてちょっと長めの入浴を済ませる。
髪が長いから乾かすのに時間がかかって、結局一時間以上かかるんだ。
風呂からあがった俺は自分の部屋に戻り、時間を確認する。
「8時か…」
まだ寝るには早い時間帯だ。
時間つぶしに鞄から小説を取出し、部屋のコンポで音楽を流し、読み始める。
音楽を流すのはなんとなくだ、好きだから、それだけでも理由になる。
そうやって自分の世界を創って、読書するのが好きなんだ。
集中してると時間が早く感じる。
いつの間にか10時を回ってる時計を見て、そろそろ寝るか、と思い、布団に入る。
またいろいろ考えて寝るまで時間がかかるんだ。
学校のこと、クラスのこと、そして、華ヶ崎 琴羽のこと…
一目惚れって思ったが、実際どうなのか、結論を出すまで時間がかかりそうだな……
この日は、この辺で思考をストップさせ眠りについた。
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