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「どうだったって言われてもな、いつも通りとしか答えようがないぞ？」
もしかしたら忘れ去られてしまっているかもしれない修斗に対して、俺は出来るだけ平然とそう答えた。
こいつは、俺がいつも杏に勉強を教えてもらってるのを知ってるし、毎度のようにこう聞いてくるんだ。
とは言っても、別に修斗が期待をしているようなことなんてのは今までに起きたことはないし、起きてしまったらマズイ。
「はい、んじゃテスト始めるぞー」
それから少しすると、次にはまたまた忘れられてしまっているかもしれない男、五十嵐 祐哉が教室へと入ってきた。
なんだろう、もしかしなくてもこっちの方が忘れ去られてるのか？ 読者の皆さんの反応が薄いような気がする。
え？ どうしてわかるのかって？ まあ……雰囲気かな？
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