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「まあ……好きにやっちゃって下さい」
それに、閃梨さんが魔法を使って倒してくれるんだとしたら、魔法使いであることの再確認をすることだって出来るしな。
いや、別に信じてないわけじゃないんだよ? ただ、魔法を使ってるところをあんまり見たことないな……とか思ってさ。
「ありがと、淳くん!」
そう言うなり閃梨さんは、制服の内ポケット(?)から杖のようなものを取り出す。そして閃梨さんはこう叫んだのだ。
「どっか行っちゃえーっ!」
と。
あの、これは勝手な俺の固定概念だとは思うぞ? そうだとは思うんだが……なんかさ、もう少し呪文っぽいことを言うイメージがあったんだが。
もちろん、それが全てではないことなんて言うのは、俺だって理解してる。
ただ、ちょっと……いや、かなり意外だったと言うか何と言うか。
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