1学期最大の山場! 乗りきれるんだろうな、俺……

60/61
前へ
/300ページ
次へ
「まあ……好きにやっちゃって下さい」 それに、閃梨さんが魔法を使って倒してくれるんだとしたら、魔法使いであることの再確認をすることだって出来るしな。 いや、別に信じてないわけじゃないんだよ? ただ、魔法を使ってるところをあんまり見たことないな……とか思ってさ。 「ありがと、淳くん!」 そう言うなり閃梨さんは、制服の内ポケット(?)から杖のようなものを取り出す。そして閃梨さんはこう叫んだのだ。 「どっか行っちゃえーっ!」 と。 あの、これは勝手な俺の固定概念だとは思うぞ? そうだとは思うんだが……なんかさ、もう少し呪文っぽいことを言うイメージがあったんだが。 もちろん、それが全てではないことなんて言うのは、俺だって理解してる。 ただ、ちょっと……いや、かなり意外だったと言うか何と言うか。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加