プロローグ

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あ、性格に言うと「部屋が真っ白に輝いた」んじゃなくて、「魔方陣の光で部屋がつつまれた」だ。 最初からそっちで伝えれば良かったのだが……まあ、言葉が出てこなかったんだと思ってくれ。 そんなことを考えながら、俺は余りの明るさに目を閉じたままでいた。と言うか、目を閉じたままでいなければ……間違いなく目が悪くなるだろう。 これでも左右の目がどっちとも、2.0なんだからな? 昔から目と歯だけは健康なんだぞ? ちょっとした自慢だったりもするんだからな!? ……と言うのは置いといて、だ。ようやく魔方陣から発されていた光が治まってきているのは、伝えるべきなんだよな? さすがにまだ目を開けるのは怖いが、瞼の上からでも明るさが治まってきているのはわかる。 「ふう……久々だなぁ、召喚されるのは」 ちょっと待て、頼むからちょっと待ってくれ。 ……今、声が聞こえなかったか?
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