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と、まあそんなことは置いといてだな。そんな中で再び俺の家の中に電話の音が鳴り響いたんだ。
とりあえず、俺は嫌な予感がしてならなかったね。だってそうだろう? 前にもこんな風に暑い日に、電話の音が鳴り響いた……って言う展開があるんだからさ。
しかし、だ。さすがに電話に出ないとか、そんなことをするわけにはいかない。だから俺は、内心嫌だな……とか思いながらも受話器を手に取るのだった。
「はい、もしもし……」
「あ、淳!早速だけど今日はプールよ、プール!さっさと来なさいね!もちろん閃梨も連れてくるのよ!」
そして、杏はいつかと同じようにして勝手に電話を切ってしまうのだった。
なるほど。俺の意見は、何があっても聞くつもりがないと? そうかそうか、よく分かりましたよ。そっちがその気なら、俺にだって手はあるんだからな!
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