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え? 3つ目の選択肢って一体何なのかって?
「淳、ありがとうなぁっ!」
「悪い修斗!」
3つ目の選択肢、それは修斗のことを避けると言うものだった。その作戦……と言うか、方法は上手くいき、修斗は見事なまでに落ちていってしまう。
本人は何が起きたのか分かっていないようで、修斗は何も言わずに水面に向かっていく。そして体が水面につく瞬間に……
「淳、なんでだ……」
施設内に水がしぶきを起こす音が響き渡る。多分修斗は、言いたかったことを最後まで言い切れなかったのだろうな。
「ははっ、なかなかやるじゃないか!遠野のやつもさ!」
五十嵐はそう言うとともに、五十嵐自身も高飛び込み台から水に向かって飛び出していった。
……って、なんで俺が最後なんだよっ!? 普通五十嵐が最後だろっ!?
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