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ああ、５時間で終わらせる自信はもちろんあるからな？ 何せ、写すことはものすごい得意だから。
今回は閃梨さんだが、杏に写させてもらったりもしていたしな。だから写すのは、得意分野なんだよ。……自慢にはならないだろうけどさ。
さて、そういえば閃梨さんが来てたんだったな。どんな用事があるのか、それはわからないんだが……
「どうしたんですか、閃梨さん？」
俺はそう言うなり、背を向けたままでいると失礼だと思い、閃梨さんの方へと体を向き直した。
「邪魔だったら……すぐいなくなろうとは思ってるんだけどね？これ、差し入れだよ！」
そう言う閃梨さんは、俺に向かって袋を突き出していた。紙袋だから、中身は見えないがな。
……って、閃梨さんからの差し入れ!? うわ、期待しちゃうよ？ 期待しちゃっても良いんだよな？
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