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まあそんな会話は置いといて、だ。俺は借りていた夏休みの宿題を閃梨さんに渡した。
さてと。晩飯をどうしようかだが……とりあえず、閃梨さんと俺だけならば、チャーハンとかそう言ったもので済ませるつもりだった。
だけど、坂下さんがいるとなれば、そう言うわけにはいかない。材料もあんまりないし……とりあえず買い物にでも行くか。大したものは作れないけどさ。
「閃梨さん、坂下さん。それじゃあ俺は買い物に行ってきますね?」
「あ、うん。気をつけてねー」
「行ってらっしゃいです、結城さん」
そんな言葉を聞きながら、俺はリビングを後にして玄関に向かった。そして玄関で靴を履き替えるなり、家を出て車庫から自転車を出す。
「よし、行くか」
なーんて慣れないことをしてから、俺は自転車を走らせ始めた。
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