夏休みとか宿題とか修学旅行とか、予定詰まりすぎじゃね?

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聞き覚えのある声だったと言うのもあるが、とりあえず相手が誰か気になったから、俺は後ろを振り向いた。 どうでも良いんだが、聞き覚えのある声なに、こう言うときって誰か分からないものなんだよな。俺だけかもしれないがな。 「やっぱり淳だった!珍しいわね、あんたがこんな時間にここにいるなんて」 「杏こそ、ここで何してるんだよ?」 そう。そこにいたのは俺の幼馴染みである杏だったのだ。なんで今さら、再び紹介したのかは自分でもわからないのだが。 ……ってか、俺がここにいるのが杏にしてみると、そんなにも珍しいことなのだろうか? 実際、俺はここに毎日のように通っているんだよ。だから多分杏よりは来ていると思う。
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