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「うわぁ……美味しそうだね、うん」
「だね、閃梨さん!」
ゲームをやっていた2人は、杏の言葉でこっちを見るなり、ゲームをそのまま放置して食事をするためにテーブルに向かっていた。
……片付けるの、俺じゃん。ああ、面倒だな……自分たちでやったなら、自分たちで片付けて欲しい。まあ、閃梨さんたちなら良いけどさ。
そんなことを考えつつ、俺は閃梨さんたちがやっていたゲームを片付けようとする。だがしかし、俺は閃梨さんに声をかけられた。
「あ、淳くん!それ、そのままにしといて!」
「え?消さないでおくってことですか?」
俺がそう聞くと、閃梨さんと坂下さんはこっちを向いて頷いてくる。ような気がした。あ、ような気がしたっていうのは、俺が後ろを向いてたからだ。
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