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で、その翌朝。俺はいつものように朝食を作ろうと、早めに布団を出る。量が多いから、尚更だ。
夏とは言え、やはり朝は寒い。布団から出るのを軽く躊躇いながらも、俺は布団を後にした。
「あぁ、朝飯何にしようかな……と言うか、パンとご飯なら、どっちがいいんだろう？」
何てことを考えていると、不意に水道から水が出るような音が聞こえてきた。一瞬、不審者かなにかかと思ったが……それはないだろう。
え？ 何でかって？ そんなの決まってるだろう。水道を使って、自ら存在をアピールするような泥棒がいるわけない。
それに時間も時間だしな。もう日が昇っているんだから、バレるのだって時間の問題だ。
と言うことは……２人の内のどちらかだろう。
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