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どうして3人じゃないのか、そこは何となく理解してくれるとありがたい。
なんてことを考えながら、俺は台所に到着した。そして案の定、台所には女性の後ろ姿があった。
「何してるんだよ?」
「あ、おはよう淳」
そう言ってこっちを振り向いたのは杏。そしてこっちの方に向かって、杏は歩いてきた。
「まだ寝てても良いわよ?私が朝御飯つくって、出来たら呼びに行くから」
「いいよ。と言うより、泊まるに来てる側のやつに、そんなことさせるのは悪いしな」
俺は杏にそう言い残すなり、後は代わりにやろうと思って、台所に入っていこうとした……のだが、杏はそんな俺の手を掴んできたのだった。
「それなら……私と一緒にやるわよ!」
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