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……まあ、恥ずかしくなっていても仕方ないな。相手が変なことを考えていないなら、俺だって考える必要はない。
開き直りのような結果になってしまったが、俺は最終的にそういった結果へとたどり着いた。と言うか、たどり着かざるを得なかった。
「淳くん!早くしなよ!」
「今行きます」
だから、変なことを意識せず、そして今まで通りに付き合って行くことにしよう。多分それが、最善手だと思うから。
そう考えた俺は、1つ深呼吸をしてから玄関へと向かった。そして靴を履き替え、玄関から外へ出るなり、家の鍵を閉めて学校に向かったのだった。
ちなみに、登校の間は、ほとんど俺は相手にされていなかったがな。
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