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んと、とりあえずまだ理解が出来ていない状態なんだが？ えっと、俺たちは今高校２年で、そして今年は修学旅行のある年だ。
その修学旅行が中止になってしまって、俺たちの思い出づくり（そんなキャラでは無いが）の機会が無くなってしまう、と……
「五十嵐……それ、ガチ？」
「うん、ガチ」
教室の静寂が一気に解き放たれた。もちろん、内容は文句やら愚痴やら、とにかく不満を述べるような言葉ばかりだ。
ちなみに、俺と修斗、後ろの席に座っている閃梨さんは何も喋っていない。俺と修斗はもちろん何か分かっているが、閃梨さんは何が起きたのか分かっていないようだ。
「あぁ、お前たちの言いたいことはよくわかる！だけどこればっかりは俺にどうこう出来る問題じゃないんだ！」
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