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そんなこんなしている内に、俺たちの乗っていた電車は目的地へと到着した。ちなみに俺はここがどこだか知らない。
いや、実際は知っている(知っていた、と言った方が正しい)のだが、何しろ書かれていたプリントを持ってきていないし、忘れちゃったんだよな。
まあでも、そんなことは置いといて、だ。俺たちは電車を降りるなりとりあえずホテルへと向かうことになった。五十嵐曰く「なかなか綺麗なところだから期待しておけっ!」ってことらしい。
まあ……修学旅行に行く費用を全部回したみたいだし、色々と研修やらが無いみたいだから、多少は良いところなんだろうな。
そう、クラス全員が多分期待を抱きながら、俺たちはホテルへ向かって歩き続けていたのだった。
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