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「ふむ、なるほどね」
「どう思いますか、閃梨さん?」
俺の質問に対し、閃梨さんは少し考えてから顔を上げ、そしてこう言った。
「大丈夫大丈夫、すぐに治せるから!」
……こんな場面なのにも関わらず、閃梨さんが見せてきてくれた笑顔に一瞬、本当に一瞬だけドキッとしてしまったのは秘密だ。
まあでも、とりあえず修斗が元に戻るのであれば安心出来るかもしれないな。いや、出来るかもしれないじゃなくて、出来るって言うのが正しいよな。
「じゃあまた夜、俺は修斗が寝静まった頃に連絡入れるんで、閃梨さんも2人が寝静まった頃に連絡下さいね?」
「了解!じゃあまた後でね!」
俺は閃梨さんとそんな会話をしてから、一旦部屋へと戻ることにした。長居する理由もなかったからな。
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