プロローグ

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それからしばらくして、ようやく白樫さんは口を開いてきた。 「えっと……私は貴方に召喚されたから、どういう風にされようとも逆らうことは出来ないんだけど……」 「じゃ、じゃあ!?」 「うん、そんなことなら私がいくらでも手伝ってあげるよ!」 マジ……かよ? いや、確かに「用途は自由」とは書いてあったけど、まさかこんなこともOKだとは予想も出来なかった。 とりあえずこれで、追認考査はなんとかなりそうだな……って、ちょっと待て! 大事なことを聞き忘れてたじゃないか! そう。これを聞かなければ、家庭教師をやってもらう意味があるのか無いのか、それがハッキリしない。 「あの、白樫さん?学力って言うのは……どのくらいですか?」 「え?私の学力?そうだな……」 そしてこの後、俺の耳に信じられない言葉が飛び込んできたのだった。
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