親睦旅行とイベントと……

25/94
前へ
/300ページ
次へ
まあ………寝てるだろう。一応布団は膨らんでるわけだし、様子がおかしいにしたって一応は普通の修斗だ。 そうは考えたものの、心配性の俺は念のために確認をしておくことにした。寝てなかったらまずいからな。 「ちょっと待っててくださいね、閃梨さん」 『あ、うん。いいよ!』 転ばぬ先の杖……だっけ? うろ覚えだから、正直自信はないんだが。とりあえずそんなことわざがあるようにして、用心しといて損は無いだろう。 はてさて、そんなことを考えたりしている間に俺は修斗の布団を捲っていた。 「……寒い」 どうやら修斗は寝ているようですね、はい。第一、夜に弱い修斗が寝てないわけがないんだがな。 まあでも、とりあえずこれで安心って言えば安心なわけだ。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加