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まあ………寝てるだろう。一応布団は膨らんでるわけだし、様子がおかしいにしたって一応は普通の修斗だ。
そうは考えたものの、心配性の俺は念のために確認をしておくことにした。寝てなかったらまずいからな。
「ちょっと待っててくださいね、閃梨さん」
『あ、うん。いいよ!』
転ばぬ先の杖……だっけ? うろ覚えだから、正直自信はないんだが。とりあえずそんなことわざがあるようにして、用心しといて損は無いだろう。
はてさて、そんなことを考えたりしている間に俺は修斗の布団を捲っていた。
「……寒い」
どうやら修斗は寝ているようですね、はい。第一、夜に弱い修斗が寝てないわけがないんだがな。
まあでも、とりあえずこれで安心って言えば安心なわけだ。
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