親睦旅行とイベントと……

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待つこと15分。閃梨さんは何やら小さい箱のようなものを持って、俺たちの部屋へとやってきた。 「お待たせ、淳くん!」 「全然気にしないで下さい、閃梨さん。きっと用意か何か忙しかったんですよね?」 俺がそう言うと、閃梨さんは1度頷いてからこっちへと近づいてきた。ふむ、どうやらあの箱に何か大事なものが入っているみたいだ。 ……さて、とりあえずこれからは忙しくなりそうだから、俺は大人しくしてようかな。閃梨さんもなかなか真剣な表情になっているし。 「あ、淳くん!ちょっと頼みがあるんだけど、いいかな?」 「え?あ、はい。別に構いませんよ?」 大人しくしていようと思った矢先、閃梨さんはそう言って俺のことを呼んだ。 ……厄介事じゃなきゃいいんだがな。
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