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……この際、心を読まれようがなんだろうが気にはしないことにする。と言うよりも、いつまでもツッコミを入れる訳には行かない気がしてきたからだ。
「そうですか、閃梨さん。じゃあちょっと修斗を起こしますね?」
閃梨さんはそんな俺の反応を見てか、逆に驚いているようだった。ふむ、なにやら妙な勝った感があるのは気のせいか?
なんてことを考えつつ、俺は寝ている修斗に対してボディプレスを決めて…………やりたいところだったのだが、さすがにそれは危ないので、俺は普通に修斗を起こしてやった。
「おい、起きろ修斗」
「……」
「起きろ修斗」
「…………」
返事がない。ただの屍のようだ。
ふむ……困ったな。これじゃ俺も閃梨さんも困るじゃないか。
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