親睦旅行とイベントと……

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「起きないです、閃梨さん」 「……じゃあ寝たままでもいいや!正直な話をすると、起きてる方が個人的にやりやすいって言うだけだし」 閃梨さんは、笑顔でそう言いながら親指を立てて俺に見せると、再び修斗の方へと向き直っていた。 ふむ、こう言うときの閃梨さんの集中力(と呼んでいいのかはわからないが)は、正直言ってすごいと思う。 なにせ、もう周りの声が聞こえていないみたいなんだからな。あ、と言っても、周りには俺しかいないんだけどな。 そんなことを考えていると、急に修斗がうめくような声が聞こえてきた。が、ここからじゃ何が起こっているのかは確認が出来ない。 閃梨さん、頼むから……修斗を殺したりしないで下さいよ? あ、もちろん閃梨さんも無事でいてくださいね? なんてことを、俺は内心考えていたのだった。
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