親睦旅行とイベントと……

39/94
前へ
/300ページ
次へ
ふとそんなことを思った俺は、近くに自動販売機の存在を確認する。そしてポケットに財布が入っていることも確認し、俺は椅子から立ち上がった。 「どうかしたの?」 そんな俺を、閃梨さんは不思議そうに見ている。別に飲み物を買うだけだから、そんぬ不安そうにならなくても良いとは思うのだが……まあそこは、な? 「いや、ただ飲み物を買おうと思っただけですよ?」 閃梨さんからはちょうど真後ろにある自動販売機を指差しながら俺がそう言うと、閃梨さんは俺が指差した方を向いて、なにやら納得していた。 「あ、じゃあ私も何か買おうかな……って財布忘れた!?」 「いや、俺が奢りますよ。修斗のお礼を兼ねてって言うことで」
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加