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「……なんか、この部屋の空気がおかしい気がする」
それから少しすると、俺にも何かこの部屋がおかしくなっているような雰囲気を感じ取ることが出来るようになった。
俺に感じ取ることが出来るってことは、恐らくかなり強いものなのだろう。そうでなければ、俺が感じ取ることなんかできないはずだ。
「淳くん、気を付けてね。今回のは……正直なところ、本当に危ないような感じだから」
「……わかりました」
そう言われたからには、自分で自分の身を守ることぐらいのことはしなければならないだろう。
そう心に決めた俺は、とにかく周囲に気を遣うことにした。何かあったときに対応できるようにと、閃梨さんに報告が出来るようにだ。
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