親睦旅行とイベントと……

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なんて疑問を覚えつつも、俺はとりあえずそのままでいることを選んだ。下手に動いて起こすのも悪い気がしたしな。 「にしても、ずいぶんと疲れてたんだな……」 今は本当にそう思う。正直、魔力的なものを使うって言うのが、こんなにも重労働だなんて想像もしてみなかった。だってそうだろ? 魔法なんてもの信じてなかったし、何より使い放題だと思っていたんだから(ここは俺の勝手なる想像だが)。 まあ……閃梨さんが起きてから、実際のことを聞けば問題はないだろう。つーか問題なんてものはないんだが。 なんてことを考えつつ、俺はとりあえず、最低でも閃梨さんが目を覚ますまでは騒がず、それでいて閃梨さんが1番リラックス出来ると思う姿勢をとったのだった。
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