親睦旅行とイベントと……

65/94
前へ
/300ページ
次へ
で、その体勢のままで2時間。ちなみに、その体勢って言うのは腕枕みたいなものなんだがな? まあそんな体勢のままでいると、何やら閃梨さんが小さくうめき声をあげはじめた。きっとそろそろ起きるんだろう。 だから俺は……特になにもしなかったが、とりあえず閃梨さんが目を覚ますのを待つことにした。なんと言うか、変に起こしてしまうのも悪いと思ったからだ。あ、でも、どうせなら寝顔はインプットしとくか? 「ん……」 「起きましたか?」 「……うん」 まだ寝惚けているであろう閃梨さんは、今どのような状態になっているのか分かっていないようで、とりあえず状況を整理しているようだった。 ちなみにというか、もちろん俺は変なことをしていないからな?
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加