親睦旅行とイベントと……

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「まあそうだけどさ……」 そんな俺の言葉を聞いてか、閃梨さんは赤面して俯いてしまった。……なんと言うか、ラブコメ的な展開じゃね? なんか最近ラブコメ的な展開が多すぎる気がするし、何よりファンタジー要素が少なすぎる気がする。 って、そんな話をしたって何も無いんだよな。別に俺の考えを話しただけだから、そんなに気にすることでもないだろうし。 俺がそんなことを考えている間も、閃梨さんは俯いているままで、相当恥ずかしそうにしているようだった。実際には怒っているかもしれないし、泣いているかもしれないがな。 「……変なこと、してないよね?」 「え?」 不意にそう聞かれた俺は、本当にそんな間抜けな声を出していた。
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