親睦旅行とイベントと……

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そこから先、俺たちは昼を迎え……そして夕方を迎え。ほとんど何か変わったこともなく、時間は夜の7時を指していた。 「何も無かったけど……とりあえず様子でも見に行っておこうか?」 閃梨さんが見に行っておこう、と言っているのは、恐らくクラスメイトのことを言っているのだろう。 別に見に行くのは問題ないのだが、今さっき気が付いたことがある。 今、このホテルで活動することが出来ているのは、多分俺たち2人とこの状況を作り上げた人物で、それ以外の人間は活動することが出来ていないはずだ。 と言うことは、ホテルの従業員の人もクラスメイトと同じ状況にあるわけで。 つまるところ、廊下に明かりが点いていないんだよ。
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