親睦旅行とイベントと……

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で、あっさりと到着した現場。相変わらず状況は変わっておらず、空気はおかしいままだった。 期待していた部分がなかったわけじゃない。もしかしたら元に戻っていて、それで……みたいなことは確かに考えていた。 でも、やっぱり現実は甘くなかった。朝と何も変わっていないんだからな。 「……何も変化なし、だね?」 「そうですね……パッと見た感じ、何も変化は無さそうですね?」 その時、俺たちの入ってきた扉の方から物音がした。扉が開いて、誰かが入ってきてから閉じる。そんな物音が。 俺たちはその音に反応をするようにして、扉の方を向いた。一体誰が入ってきたのか? 一体何が起きたのか? それを知るために。
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