親睦旅行とイベントと……

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だから俺は、閃梨さんに対してこう声を掛けたのだ。 「閃梨さん、とりあえず話を聞くだけ聞いてみませんか?」 そんな俺の言葉に対し、閃梨さんは驚きの表情を浮かべる。何に対しての驚きか、それは俺にはわからないが。 でも、ただ1つだけ確信が持てるんだとすれば。閃梨さんはそんな俺の言葉を承諾してくれる、と言うことだ。 なんでかは分からない。だけど、そんな気がしたんだ。 「……わかった。それじゃあとりあえず、話だけは聞いてあげるから、話してみなさいよ」 「ええ、ありがとうございます。それでは私が知っていること、全てお話ししましょう」 そんなことを考えている間に、2人はお互いに納得し、そして男が話を始めたのだった。
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