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「……と言うのが、私の知っている全てです」
「それが本当なら……なかなか厄介なことじゃない」
男が話していたこと。その内容を簡単にまとめると、ここにいる２人以外にも召喚された魔法使いがいるということ。
そして、そいつがこのホテル内にいるということ。最後に、これだけは聞きたくなかったのだが……クラスメイトの中の誰か、ということだった。
つまり、魔法使いがクラスメイトに扮して潜んでいるということになる。もちろん、見覚えの無いやつがいたらすぐに分かるだろう。
「それなら、さっさと探し出しちまえばいいんじゃないのか？」
「それが出来るのでしたら、もう行動していると思いませんか？」
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