親睦旅行とイベントと……

81/94
前へ
/300ページ
次へ
「ところでさ、敵の正体を見たり……はしてるわけないよね?」 男に対し閃梨さんはそう聞き、男はその言葉を聞くなり「そんなわけないだろう?」と言うようなアピールをしていた。 その後、閃梨さんは俺にも目でそう聞いてきたが、もちろん俺も知っているわけがなかった。 「困ったなぁ……手がかりは無し、かぁ……」 「とりあえず、これからは一緒に行動しましょう。分かれて行動したところで、相手を早く見つけられるかもしれない、と言うメリットしかありませんしね」 男は俺と閃梨さんに対しそう言い、そして俺たちはその提案を承諾したのだった。 まあ、仮に俺1人で行動なんてことになったら、太刀打ち出来るわけがないし、正直そっちの方が安心だ。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加