クラスの力を試すとき! いざ、学園祭!

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「やりたいこと……そうですね」 やりたいことがあるか、と聞かれれば正直な話、困ってしまう。実際ないわけで、思い付くわけでもないからな。 「特にはないですよ?」 だから俺は、閃梨さんにそういった。嘘をつくことでメリットはないしな。 しかし、そんな俺の言葉を聞いた閃梨さんは更に嬉しそうにしていた。理由? そんなものは俺が知るはずないだろ? 「じゃあさ淳くん!一緒になにか考えて、そして案を出そうよ!」 俺の肩に手を置き、俺の身体を激しく揺すりながら閃梨さんはそう言ってきた。 ……なるほど、そういうことか。嬉しそうにしていた理由がはっきりしたぜ。 にしても……激しく揺すられてるから酔いそうなんだが。
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