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とりあえず、同じクラスになりたかったやつと同じクラスになることは出来た俺なんだが……
この時になぜか、俺は嫌な予感を感じ始めていた。このあとすぐにその原因は分かることになるんだがな。
「それじゃあ、今日は転校生が来てるから紹介するぞ！」
担任がそう言った瞬間、クラスの中は一気に盛り上がりを見せた。ただ１人、俺を除いては。
なんだろう、この変な感じは？ 今までで１番の変な感じがする。まさか……いや、そんなわけはないよな？
「じゃあ入ってきて良いぞ！」
担任がそう言って、教室の扉が開く。そして教室に入ってきたのは……腰の辺りまで伸びた綺麗な黒髪、それでいて吸い込まれそうになる黒い瞳を持ち、貧乳の……
「白樫 閃梨です。今日からよろしくお願いしますね？」
閃梨だった。
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