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絶対におかしいよな? あまりの急な展開に、ついつい呼び捨てにしてしまったが……どうして閃梨さんがここにいる?
閃梨さんは魔法使いで、俺が勝手に召喚をして、そして……家に居るはずじゃ無かったのか?
「父の仕事の都合で、こっちの方面に引っ越してきました。これからよろしくお願いします」
閃梨さんはそう言うなり、クラスの全員に向かって軽く頭を下げていた。
何と言うか、こう言うところは本当にお嬢様っぽいんだよな。この人はさ。
「はい、じゃあお前たち!閃梨にあんまり変なことをするんじゃないぞ?席はどこが空いてるかな……」
担任がそう言うとともに、クラスの男子の雰囲気が一気に変わったのを、俺は直ぐ様感じとることが出来た。
もちろん、危険な方の雰囲気が漂い始めたのをだ。
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