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って、そんなことはどうでも良いんだよ! 父の仕事の都合で引っ越してきた?
そんな話は一切聞かされていないし、恐らくそれが嘘であろうと言うのもわかる。いくら鈍感な俺でもな。
閃梨さんの席なんて言うのを気にしている余裕なんて、今の俺には全く無いぞ? 早めに事情を聞いておかないと……
「そうだな。今ちょうど空いているのは、結城の席の後ろだから……そこで大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
……あれ? 何か今、死亡フラグが立ったような気がしないこともないんだが……?
あ、ちなみに俺の席は窓際後方2番目と言うなかなか良い座席だ。で、俺の後ろには誰も座っていなく、その席の隣には誰もいない所謂はみ出し席ってやつだ。
つまり……閃梨さんの周囲には、俺と修斗しかいないと言うことになる。
言うのを忘れていたが、修斗の席は俺の右側だ。
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