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「さて、再会の感動に浸るのはこれぐらいにして……白樫さんとはどういう関係なの?」
「え?」
全員が全員、かなり興味津々といったような表情で俺たちを見てきている。もちろん担任もだ。
「私と淳くんは親戚みたいなもので、正式に言うと……従兄妹です!」
そんなヤバそうな状況を打破してくれたのは、閃梨さん以外の何者でもなかった。従兄妹って言うのは、さすがに無理があるような気もしたが……
「……本当だろうな、淳」
「嘘だったら承知しないわよ?」
うん、ものすごいヤバイ状況を迎えてしまったんじゃないだろうかな?
だけど1つ言おう。今からさっきの作り上げた関係を変えるなんて言うことは出来ないと。
もうこうなってしまったら、さっきの話を上手く繋げていくしか無いんだよ!
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