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って、今はプライドがどうのこうのって言う問題じゃないな、うん。
とりあえず俺が今聞きたいこと……つまり、どうして閃梨さんが学校に来たのかを聞くべきだろう。
そう思った俺は、隣を歩いている閃梨さんに向かって声を掛けた。
「あの、閃梨さん？」
「ん？どうかしたの？」
俺が声を掛けると、閃梨さんは不思議そうにしながらそう言って、そして立ち止まって俺の方を向いてきた。
うーん……こう言う風に面と向かって、という風になると……中々話をしづらいな。本当にさ。
かと言って、何も聞かずにこの空気を流すわけにはいかないんだよな。さあ、覚悟を決めて聞くしかない。
「あのですね、ちょっと聞きたいんですけど……どうして閃梨さんは学校に来たんですか？」
俺がそう言うと、閃梨さんは少し悩んだ後にハッとした表情を浮かべるのだった。
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