無事進級は出来たけど、この先やっていけるか不安じゃね?

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家の中に入った俺たちは、まっすぐリビングに向かっていった。そしてリビングに入るなり、俺は飲み物を取りに台所へと向かった。 そう言えば……閃梨さんってどんな飲み物が好きなんだろう? コーヒーとかが好きなのか、それともお茶系統の物が好きなのか…… まああれだ、見た目が和風美人だから、お茶にしよう。緑茶とか番茶とか、とにかくそういう系統の物に。 そう考えた俺は、お茶をすぐに入れ始める。さすがにあまり長い間閃梨さんを待たせるわけには行かないからな。 「お待たせしました、閃梨さん」 「あ、全然大丈夫だよ?」 俺は台所からリビングに戻るなり、早速閃梨さんにそう声を掛けた。 さあ、いよいよ話をされる時が来たのか。と言っても聞きたくない話じゃないから別にいいのだがな。
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