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閃梨さんは俺が席に着くのを確認するなり、お茶を１口飲んでから……
「苦いっ！」
……お茶はどうやら苦手だったみたいだな。閃梨さんは。なにか悪いことをしてしまったような気がしてきたぞ？
「あ、ごめんね。せっかく入れてもらったから言わないでおこうと思ったんだけど……お茶は苦手なんだ」
閃梨さんはそう言うなり、両手を顔の前で合わせながら申し訳なさそうな目をし、軽く舌を出していた。
俺の中では、これは完全に俺の萌えポイントに当てはまっちゃったぞ？ 閃梨さんがやったからかもしれなと言えばそうかもしれないがな……
「じゃあ早速。私がどうしてこっちの世界の学校に通わなくちゃいけないのかを教えるね？」
その言葉を発するなり、閃梨さんは一気に真剣な表情へと変わっていた。このギャップも正直な話、俺の萌えポイントなんだがな。
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