無事進級は出来たけど、この先やっていけるか不安じゃね?

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「さあ、この話はもうおしまい!それじゃあ淳くん、何か別のことでもしよ?」 「そうですね。で、別のこととは?」 俺がそう言うと同時に、閃梨さんは目の前まで移動をしてきていた。何というか、本当に一瞬で。 何が起こっているのか、それを理解するまでに時間が掛かったのも事実だ。だってそうだろ? いきなりここに移動をしてきているんだから。 それも、少なくともさっきまではテーブルを挟んで向かいにいた人がだぞ? 驚くなと言う方が無理だ。 ああ、多分終わったな、俺。なんとなくそんな気がしてならない。 閃梨さんから甘い匂いが漂って、それが俺の鼻をくすぐるし……うん、もう無抵抗になっちゃえば良いや! そう思いながら、俺は何故か、なぜか目を閉じたのだった。
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