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「うん、まあ1つ勉強になったよ。ありがとう、淳くん」
しかし閃梨さんは、俺の予想とは裏腹に、笑顔でそう言ってきた。そして「じゃあちょっと待っててねー」と言って、部屋に戻っていった。
……この流れは、もしかしてもしかすると、部屋着に着替えてくるパターンか? だとしたら……うわ、なんか変に興奮してきたぞ?
なんていう冗談は置いといて、だ。いや、強ち冗談では無かったりするが……って、何言ってんだよ、俺?
とにかくだ。閃梨さんが来るまでは、俺は個人で待機するって言う方向の選択肢は無いわけだ。
そう思った俺は、一旦リビングに置いてあるソファーに腰を落とし、ポケットからタバコを出して火を点け……
とか、そんなことは絶対にしませんのであしからず。俺は自分の体を大切にしてるんでね。いくら昔不良だったとは言え、さすがにタバコは吸ったことが無いからな。
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